概要
PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)は、光回線で長らく主流だった接続方式です。利用者ごとにユーザー名・パスワードで認証を行い、その認証経路で通信そのものも行う設計のため、夜間帯の利用者が集中する時間帯に網終端装置(NTE)が輻輳しやすい構造を持ちます。
2010年代後半から、夜間帯の速度低下の主因として PPPoE 方式が指摘されるようになり、IPoE 方式への移行が業界全体で進行中です。
仕組み・成り立ち
PPPoE は1990年代の ADSL 時代から使われている古い規格で、当時のダイヤルアップ的な認証モデルを Ethernet 上に移植したものです。光回線の利用者数が爆発的に増加した結果、認証ポイントが処理能力を超え、特に平日夜21〜23時台に速度が体感的に大きく低下する現象が一般化しました。
多くのプロバイダが2018〜2020年頃から IPoE 方式を併用・主軸化しており、利用者は契約時の選択またはルーター設定で IPoE に切り替えることが可能です。
知っておくべきポイント
- PPPoE 自体が悪いわけではなく、利用者集中による網終端装置の輻輳が問題
- IPoE への切り替えで夜間帯の速度低下は大幅に改善する場合が多い
- 古いルーターでは IPoE 非対応のケースあり、ルーター更新で改善する場合も
- PPPoE は「IPv4 通信のみ」、IPoE は「IPv6 通信メイン + IPv4 over IPv6」の構成が一般的
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まとめ
PPPoE は「夜間帯に遅くなる光回線」の典型的原因です。光回線の速度に不満があるなら、契約プロバイダの IPoE 対応状況とルーターの IPoE 対応有無を確認するのが、最初の対策になります。
